エステサロンやリラクゼーションサロン、アロマテラピー、ネイルサロン、美容室などの美容サロンを開業して経営し、成功していくためには近隣の競合サロンと差別化する必要があります。
「どこのサロンでもやっているメニュー」「近隣のサロンでも似たサービス内容が提供されているサロンメニュー」だけでサロン経営をして成功するのはとても難しいです。
特に自宅サロンや個人サロンなどの小規模エステサロンで独立開業したばかりや、これから開業しようという方にとっては、近隣の既に安定経営しているサロンや大手サロンと競合して生き残っていく、成功していくためにはメニュー構成での差別化戦略がとても重要になります。
エステサロンやリラクゼーションサロン、アロマテラピー、ネイルサロン、美容室など美容サロンを独立開業される方は多いですが、
などと言われています。
つまり、サロンを独立開業して
ということになります。
90%のエステサロンが独立開業後3年以内に閉店してしまう要因の1つは、近隣の競合サロンと同じ(似た)メニュー構成で営業・経営していることにあります。
同じ(似た)メニューでは、お客様からは「価格」で判断されやすいため、後発サロンは近隣の先行サロンに勝つために先行サロンより安い価格設定をしてしまいがちです。
にあるように、低価格戦略を取ってしまうと自宅サロンや個人サロンなどの小規模のエステサロンの経営はうまくいきにくくなります。
近隣の他のサロンと同じあるいは似たメニューで、「他のサロンよりも安く提供しよう」「薄利多売を目指そう」というサロン経営方法は成功する確率がとても低くなってしまうのでお勧めできません。
大手エステサロンならまだしも、自宅サロンや個人サロンなど小規模サロンが安定経営し、成功しようと思う場合は「価格を下げる」のではなく、「差別化して価値を上げる」ことが必要です。
エステサロン経営者の方は皆さん、サロンのオリジナリティを出して近隣の他の競合サロンと差別化しようと工夫されています。
しかしながら、それがお客様に伝わっているかは別問題です。
サロン経営者の方が差別化しているつもりでも、残念ながらお客様には伝わっておらず、お客様からは「似たようなメニュー」「似たようなサロン」と見えてしまっている場合は少なくありません。
差別化はお客様に伝わっていなければ差別化にはなりません。
そして、重要なことは新規顧客をサロンに「集客」するためには、差別化されたサロンの魅力や価値が固定客(リピーター)に伝わるだけではなく、「まだ来店されたことがない見込み客」にサロンの独自性や魅力が伝わる必要があるということです。
集客するためには、見込み客に差別化された魅力や価値が伝わる必要があります
同じ(似た)サロンメニューで近隣の競合サロンと差別化して独自性をアピールするのはとても難しいことです。
サロン側としては、「うちのサロンは○○が他とは違う」と自負を持っていたとしても、見込み客からすると、その違いは中々分からないもので、同じメニューにしか思ってもらえない場合は多いです。
同じ・似たサロンメニューにしか思ってもらえないと、お客様は「安心感・信用」がある、大手サロンや長年営業しているサロンの方へ足が向いてしまいがちです。
その状態で集客しようとすると、価格勝負に出ざるを得ず、「近所のサロンより安くしよう」と価格を下げてしまうサロン経営者の方も多いです。
しかし、価格を下げるということは利益率が下がるだけではなく、サロンの価値自体も下げてしまう場合があります。
そして、一度下げた価格・下がってしまった価値を再び上げるのには多大な労力と時間が必要になります。
特に資金力が豊富ではない自宅サロンや個人サロンなど小規模エステサロンが価格を下げて低価格競争をしようとすると、疲弊してしまいます。
そうして、9割のサロンは開業後3年以内に閉店せざるを得なくなってしまうのがサロン経営の1つのよくある失敗パターンです。
なわけで、他のサロンと同じことをしていると閉店せざるを得なくなる9割以上のサロンと同じ道をたどる可能性が高まってしまいます。
失敗してしまうサロン経営方法と同じことをすると、失敗する確率はかなり高くなってしまいます
既にエステサロンやリラクゼーションサロンのメニューとして一般に定着している定番メニューというのは多数あります。
などの定番メニューは、これらのメニューを取り扱っているサロンが日本全国どこにでもあります。
そして、どの地域でも長年安定経営している先行サロンが多数あり、大手サロンもあります。
これらの定番メニューだけで先行老舗サロン・大手サロンと競合して成功していくというのは難しい場合も多いです。
比較的近年流行った、
などのメニューは急激に導入サロンが増え、地域によっては既に過当競争になっている地域もあります。
流行って導入店舗数が増えたメニューは過当競争になり、値下げ合戦になって低価格競争になりがちです
過当競争になっているメニューでは価格勝負になり、料金相場がどんどん低価格化してしまって利益率が低くなってしまったというメニューもあります。
エステやネイル、リラクゼーションなどサロン業界・美容業界に限らず、一般に流行やブームに伴って、市場・ビジネスチャンスは次の図のようになります。
サロンのメニューとして定番メニューももちろん必要ではあります。
しかし、サロンのメニューが既に過当競争になっているメニューばかりだと競合は多く、客単価は下がり、利益率が下がってサロン経営で成功するのは難しくなってしまいます。
既に固定客が大勢いて固定客とその口コミだけで安定経営出来ている状態であれば良いですが、自宅サロンや個人サロンなど小規模サロンを開業してこれから経営を軌道に乗せていくという場合は定番メニューだけではなく、近隣他店と差別化できるメニューを導入されることをお勧めします。
どこのサロンでもやっている定番メニューだけでサロンを開業しても成功するのは難しいです。サロンの売りになる、近隣他店が導入していないメニューを地域でいち早く導入するのが大切です
既に定番メニューとなっているサロンメニューや流行ったメニューを早期(導入期~成長期)に導入したサロンというのは、地域内での先行サロンとなり、競合サロンが増えるまでは地域内でオンリーワンのサロンだったわけです。
そして、メニューが定着し、競合サロンが増えた頃には既に固定客(リピーター)が十分にでき、安定経営できる状態になっていると共に、「このあたりで○○ならあのサロン」という口コミ・評判も作れている状態になっている場合も多いです。
地域内、同一商圏内の他のサロンがまだ取り入れていない技術・メニューを導入すると、近隣サロンとの大きな違いを打ち出し、差別化できることに繋がります。
地域内であなたのサロンがオンリーワンになると、先行者利益を得ることが出来ます。
サロンに導入するメニューを選ぶ際には、以下のようなポイントをチェックしましょう。
これらの条件に合致するメニューであれば、近隣サロンとの差別化に繋がり、適正な利益率で営業でき、安定経営に繋がることでしょう。
ただし、新しいメニューを導入する上で、需要がないメニューを導入しても意味がありません。
需要があるのに、まだ競合が少ないメニューというのが最も狙い目のメニューです。
海外で現在流行っていたり、長い歴史があるもの=需要が長年続いているもので、まだ日本で認知度があまり高くなく、競合サロンが少ないメニューが最適だと言えるでしょう。
高価な器具や長期間の研修などが必要なく、比較的低コスト・短期間でサロンメニューに導入でき、近隣の他のサロンと差別化することに繋がるおすすめの技術をご紹介します。
日本ではまだ知名度が低いですが、ニューヨークやロサンゼルスではスレッディングサロンが多数あります。アメリカだけではなく、ヨーロッパでも急激にスレッディングサロンが増えています。
欧米ではスレッディング専門サロンが多数ありますが、美容室やエステサロン、ブライダルサロンなど様々なサロンでスレッディングがメニューとして提供されています。
1500年も需要が続いているということは、長期安定的な利益に繋がりやすいサロンメニューだと言えます。
近年は欧米で大人気なのに日本ではまだ認知度が高くなく、競合が少ないため、遠方からの来客も見込めます。
ニューヨークやロサンゼルスなど欧米ではThreading(スレッディング)を導入しているサロンが街中のいたるところにあるのが分かる動画です。
アメリカやヨーロッパでは糸でムダ毛・産毛を脱毛したり、糸で眉毛を整えるスレッディングがエステサロンや美容室などで流行っていて、街中いたるところにスレッディングを導入しているサロンがあります。
スレッディングは日本ではまだ競合が少ないため、近隣の他のサロンと差別化できるサロンメニューとなります。
スレッディングをサロンメニューに導入したり、開業された方のサロン経営状況について詳しくはこちら
下の地図はニューヨークの地図です。赤色の点がついているところは、ニューヨークでスレッディング(Threading)のサービスが受けられるサロンなどです。
マンハッタン島には多数のスレッディング・サロンがあるだけではなく、ニューヨーク郊外でも多数のスレッディングをメニューに取り入れているサロンがあることが分かります
※地図上には1画面で20店舗ずつしか表示されませんが、地図上で画面を進めていくと、マンハッタン島を中心にニューヨークでは200店舗以上のサロンがスレッディングをサロンメニューに導入していて街中いたるところにスレッディングサロンがあることが分かります。
ロサンゼルス近郊で「Threading」で検索してみると、スレッディングをメニューに導入しているサロンがたくさんあるのが分かります。
LAではスレッディングを提供するサロンが急激に増えており、 今や、ニューヨークよりもロサンゼルスの方がスレッディングサロンが多いほどになっています。
※地図上には1画面で20店舗ずつしか表示されませんが、地図上で画面を進めていくと、ロサンゼルスでも200店舗以上のサロンがスレッディングをサロンメニューに導入していて街中いたるところにスレッディングサロンがあることが分かります。
スレッディング「Threading」というのは糸で産毛を脱毛する技術です。
アメリカでは顔の産毛を脱毛するだけではなく、糸で眉を整える専門サロンも多いです。
スレッディングは欧米ではメジャーなメニューになっているのにも関わらず、日本ではまだ認知度が低く、競合店舗が少ないので差別化しやすい技術だと言えます。
アメリカやヨーロッパではスレッディング専門店の他、美容室やエステサロン、ブライダルサロンなど様々なサロンでスレッディングで顔の産毛を脱毛したり、眉毛を整えるメニューを提供するサロンが増えています。
日本ではスレッディングはまだ競合が少なく、近隣他店舗との差別化に繋がります。スレッディングをメニューに導入されたエステサロンや美容室などのサロン経営者の方は「リピート率が上がった」「来店頻度が上がった」「客単価が上がった」という方が多いです。スレッディングの技術を習得して自宅サロンや個人サロンを開業される方も増えています。
スレッディングをサロンメニューに導入したり、開業された方のサロン経営状況について詳しくはこちら
日本でもテレビや雑誌で小顔効果・リフトアップ効果や痩身効果の高さが取り上げられる機会が増えて認知度が上がっている「かっさ」
かっさは一般の方の認知度は上がっていて、その効果の高さが評判になっているにもかかわらず、かっさをメニューに導入しているサロンはまだ少ないため、狙い目のサロンメニューと言えます。
顔のかっさは小顔効果・リフトアップ効果が高く、エステサロンのフェイシャルメニューのオプションにされているサロン経営者の方もいらっしゃいます。
ボディのかっさはリラクゼーション効果が高く、リラクゼーションサロンのメニューに取り入れられるサロン経営者の方が増えています。
かっさは経絡マッサージやリンパマッサージなどを取り入れているサロンにも相性が良いメニューとなります。
エステサロンやリラクゼーションサロンや整体院、鍼灸院などで「かっさ」をサロンメニューに導入するサロンが増えています。かっさは日本ではテレビや雑誌で小顔効果が有名になりましたが、元々は東洋医学の療法で、経絡や原理から学ぶことで「何となくなでるだけ」「適当にこするだけ」とは効果が全然違います。
かっさを学んでエステサロンやリラクゼーションサロンを独立開業される方も多いです。
排酸術(はいさんじゅつ)というのは東洋医学の理論に基づいた療法で、「排酸棒」という道具を使って施術を行います。
エステサロンやリラクゼーションサロン、マッサージ店、整体院、整骨院、鍼灸院などで排酸術を学んでサロン・治療院でメニュー化する経営者の方が増えています。
手でのマッサージに比べて施術する側にも負担が少なく、手や腕を痛めたりなどのセラピストの職業病にもなりにくいのも排酸術が人気の理由の一つです。
「排酸術がサロンの一番の人気メニューになった」「排酸術をサロンメニューに導入してからサロンの売上が増えた」というリラクゼーションサロンやエステサロン、治療院経営者の方も多いです。