自宅サロンでエステサロンなどのサロンを開業される方は多いです。
事業を開始する際は税務署に個人事業主の開業届出書を提出するのですが、自宅サロン経営者の方の中には「利益が出るようになってから開業届を出せばよい」と考えられている方もいらっしゃるようです。
自宅サロンを趣味の延長的にではなく、副業であっても仕事として取り組んで収入を得ていこうという方は開業を決め、営業を始める際にはすぐに(事業の開始等の事実があった日から1か月以内となっています)税務署に「個人事業主の開業届出書」と共に「青色申告承認申請書」を提出して青色申告を行われることをお勧めします。
※65万円の青色申告特別控除を受けるにはe-Taxによる電子申告または電子帳簿保存を行うことが要件になりました。e-Taxによる電子申告または電子帳簿保存を行わない場合は55万円の青色申告特別控除になります。
複式簿記やe-Taxによる電子申告は青色申告用のソフトやクラウド型の会計ソフトを使えば簿記・会計の専門知識がない個人でも比較的簡単に行うことができます。
控除に加えて、この赤字の繰り越しというのは開業したばかりの自宅サロン経営者の方には大きなメリットになります。
「利益が出るようになってから開業届を出せばよい」と考えて個人事業主の開業届を出さなかった場合、赤字期間の赤字はそのままになってしまいます。
例えば、副業的に自宅サロンを開業した場合で、開業後4年間の所得が
の場合、赤字期間の3年目までに開業届を出しておらず、4年目に黒字になって所得が生じてから開業届を出して確定申告をすると、4年目は課税所得があるので、税金を払うことになります。
それが、はじめから「個人事業主の開業届出書」を出し、「青色申告承認申請書」を出して確定申告すれば赤字期間がはじめの3年間あったとしも、その赤字は繰り越せるのです。
の場合だと、3年目までの赤字50万円+50万円+50万円=150万円は4年目に繰り越すことが出来、4年目は単年では150万円の黒字で所得があっても、課税所得としては150万円-150万円(3年分の赤字の累積)=0となります。
この例の場合は青色申告をしていると、4年目の課税所得がゼロになってくれるのです。(分かりやすいように控除などは無視しています。)
自宅サロンの経営者の方の中には、自宅サロンだとサロンの家賃や光熱水費、通信費など経費がかかっている感覚があまりなく、利益が出ていなくても「大きな赤字になっている」という感覚があまりない方もいます。
しかし、自宅サロンであってもサロン部分の面積比率から家賃を経費に出来ますし、光熱水費や通信費なども経費に出来るのです。
1人で自宅サロンを開業し、あまり売上が上がっていない間も
様々なものを経費としてつけていると、年間にすると結構な赤字額になっていることは少なくありません。
そして、その赤字を繰り越せるかどうかが黒字になった年の税金に大きく関わってきます。
青色申告をすると記帳義務が生じます。(2014年からは白色申告でも記帳義務があります。)
会計、経理、記帳、仕分けなどと聞くと敷居が高く感じられる方もいらっしゃいますが、今は個人事業主向けの会計ソフトや青色申告ソフトがあり、会計ソフトの使い方に慣れさえすればそれほど難しいものではありません。
会計ソフトを使って記帳をしていると、単式簿記も複式簿記もそれほど大きな違いはなく、青色申告で確定申告をするのも比較的簡単です。
そして、会計ソフトを使って日々の仕分け、記帳、経理業務~決算、確定申告(青色申告)を何年かおこなっていると、経営者として必要な会計知識や経営感覚というものが少しずつ身についてくるものです。
自宅サロン開業後すぐに税理士さんと顧問契約するのは費用も掛かりますし、税理士さんに丸投げしていると会計や確定申告、税金について何も知らないままになってしまう可能性もあります。
個人事業主として1人で自宅サロンを開業される方の場合はある程度は自分で会計ソフトを使って青色申告で確定申告をされることをお勧めします。
税理士さんと顧問契約するのは事業規模が大きくなっていき、スタッフを雇用したり、法人化したりする段階になってからでも良いでしょう。
自宅サロンや個人サロンを開業したばかり、これから開業しようと思っているかの中には会計業務や確定申告は難しそうだというイメージを持たれている方もいらっしゃると思います。
青色申告をするためには複式簿記で帳簿を作らないといけないわけで、難しそうに思えるかもしれません。
しかし、青色申告用の会計ソフトやクラウド型の会計ソフトを使えば簿記についての知識がなくても自動的に複式簿記での帳簿が出来ていき、決算や青色申告の確定申告書類を作成するのもソフトで行うことが出来ます。
青色申告ソフトで圧倒的に使っている人が多く、有名なのが「弥生(やよい)会計の青色申告」です。
「どの会計ソフト・青色申告ソフトを購入すればよいか分からない」という場合はやよいの青色申告をおすすめします。
「会計ソフトを購入しても自分に使えるかどうか分からないから、いきなり青色申告のソフトを購入するのは悩む」という方もいらっしゃると思います。
そういう場合、クラウド型の会計ソフトであればはじめは無料で使用することが出来ますので、まずは気軽にアカウントを作って使ってみられることをお勧めします。
マネーフォワードはまずは無料で使ってみて使い勝手を確認することができます。
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会計ソフトで最も有名な弥生会計にはクラウド版があり、初年度無料で使うことが出来ます。
簿記・会計の知識がなくても、シンプルなデザインと分かりやすいナビゲーション、一目でわかるカンタンな機能で、はじめての方でも使うことが出来ます。
エクセルなどを使って自分で帳簿をつけるよりも記帳や申告が簡単なので、おすすめです。
「やよいの青色申告 オンライン」は初年度無料で使えますので、まずは1年間無料で使ってみてから、2年目以降をどうするか考えても良いでしょう。
青色申告ではなく、白色申告の場合は[PR]やよいの白色申告オンラインを使うとカンタンです。
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【サロン経営者必見】サロン経営で成功するための差別化戦略とは?
「どこのサロンでもやっているメニュー」だけでサロン経営し、成功するのは難しく、エステサロンの開業・経営で成功するためには、近隣の他のサロンと「差別化」することがとても大切です。
近隣の他のサロンと差別化でき、地域内でオンリーワンになると、集客の目玉となると共に適正な客単価でリピーターを増やしやすくなり、サロン経営の成功に繋がります。
他店と差別化できるおすすめのサロンメニューをご紹介します
欧米のサロンで人気メニューとなっているスレッディングの詳細はこちら
ニューヨークやロサンゼルス、ロンドンなどではThreading(スレッディング)をメニューに導入しているエステサロンや美容室が街中に沢山あることが分かる動画です↓
欧米では定番の美容法となり、多くの美容サロンで行われているスレッディングは日本ではまだ競合が少なく、近隣の他のサロンと差別化できるメニューになるため、美容室やエステサロン経営者の方に人気です。
スレッディングは道具・設備に費用がほとんどかからないため、低資本で開業できる技術として将来的に独立開業をお考えの方にも人気です
欧米のサロンで人気メニューとなっているスレッディングの詳細はこちら
スレッディングをサロンメニューに導入したり、開業された方のサロン経営状況について詳しくはこちら
エステサロンやリラクゼーションサロンや整体院、鍼灸院などで「かっさ」をサロンメニューに導入するサロンが増えています。かっさは日本ではテレビや雑誌で小顔効果が有名になりましたが、元々は東洋医学の療法で、経絡や原理から学ぶことで「何となくなでるだけ」「適当にこするだけ」とは効果が全然違います。
【サロン経営者必見!】リピート率が上がった・客単価が上がったというエステサロンやリラクゼーションサロン、治療院が続出している本格かっさスクール