エステサロンを開業するにあたって、開業資金に余裕があり、はじめから立地が良い場所に広いテナント店舗を借りて従業員を雇用してサロン経営をはじめられる方も中にはいらっしゃいます。
しかし、エステサロンを開業しようと考えられている方の大半は個人で、はじめは自分一人で小規模なエステサロンを開業される方が多く、潤沢な開業資金がある方の方が少ないことでしょう。
個人でエステサロンを開業する際、自宅の一室をサロンに改装して自宅サロンにしたり、ワンルームマンションを借りるなど、小規模エステサロンとして開業される方は多いです。
自宅サロンやマンションの一室のエステサロンは開業資金や運転資金が少なくて済むという反面、立地面や集客面で不利な面があることは否めません。その分、立地面での不利を補い、立地以外の面からの集客を出来るサロンの経営戦略を考える必要があります。
駅前や繁華街の路面店などに比べると立地面や集客面での不利を補うためのサロン経営戦略が必要になります。
自宅サロンやマンションの一室のエステサロンが駅前や繁華街などの大手・老舗サロンと競合して似た経営戦略で勝負すると、エステサロン経営は失敗してしまう可能性が高いです。
立地や集客面では不利な自宅サロンやマンションサロンを開業して成功するためには、「駅前や繁華街などの大手・老舗サロンと競合して勝とうとする」のではなく、「他のサロンと競合しないところ(ブルーオーシャン)で一人勝ちを狙う」ということがとても大切です。
同じようなサロンメニューで立地面で優れた駅前店や繁華街のサロンと勝負してしまうと自宅サロンやマンションサロンの経営はうまく行きにくくなります。
例えば、フェイシャルエステ、ボディリラクゼーション、マッサージなどあちこちのエステサロンで行われている定番のサロンメニューだけで自宅サロンやマンションサロンを開業して経営するのは得策とは言えません。
それらはいわば、「どこのエステサロンでもやっているメニュー」なわけで、お客様からすると、駅前や繁華街の行きやすいテナントサロンに行けばよく、わざわざ自宅サロンやマンションサロンに行こうとされるお客様は少なくなります。
自宅サロンやマンションサロンに行くのは不安に感じられるお客様というのもいらっしゃり、どこでもやっている定番のサロンメニューだけであれば駅前や繁華街のテナントサロンに足が向いてしまいます。
「どこのサロンでもやっている定番メニュー」だけで営業し、友人や知人がたまに来てくれるだけで新規顧客の集客はあまり出来ていないという状態になっている自宅サロンやマンションサロンは少なくありません。
立地面での不利だけではなく、インターネットからの集客を考えても、他のエステサロンでも似たメニューが提供されていれば、「メニュー名 地域名」の検索結果の上位には地域内の他のサロンが多数出てき、あなたのサロンの情報は埋もれてしまいがちです。
その状態では、あなたのサロンは地域内の潜在顧客から認知されないままになってしまいます。また、認知されたとして駅前や繁華街のサロンで同じ施術を受けられるとなると他のサロンに足が向いてしまうお客様が多くなってしまいます。
フェイシャルエステ、ボディリラクゼーション、マッサージなど「どこのサロンでもやっている定番メニュー」で自宅サロンやマンションサロンを開業すると、「自宅サロンだから他のサロンよりも安くしないと」「マンションの一室だから、テナントサロンよりは値下げしないとお客様が来てくれない」と価格を下げて低価格戦略を取ってしまうエステサロン経営者の方もいらっしゃいます。
しかし、そもそも立地面や集客面で不利な自宅サロンやマンションサロンで客単価を下げてしまうと、価格を下げてもお客様は増えず、「薄利多売」ではなく「薄利少売」となって更に利益に繋がらなくなる場合が多いです。
自宅サロンやマンションサロンを開業して成功したい方は低価格戦略を取るべきではありません
駅前や繁華街の大手エステサロンや老舗サロンと似たようなサロンメニュー構成で安くしたところで、利益率が下がるだけでお客様は増えない場合は多いです
上記のように、立地や集客面で不利な自宅サロンやマンションサロンが駅前や繁華街のエステサロンと似たようなサロンメニュー、どこのサロンでもやっているようなサロンメニューだけで営業すると、値下げしても利益率が低くなるだけでお客様は中々増えず、サロン経営が失敗する確率は高まってしまいます。
小規模なエステサロンを開業して成功するためには、近くの駅前店や繁華街のサロンではやっていない、地域内でオンリーワンとなるようなサロンメニューを導入し、サロンメニュー面で近隣他店との差別化を測ることが大切です。
地域内であなたのサロンでしか受けられないサロンメニューを提供すれば、その施術に興味がある潜在顧客はあなたのサロンに来客し、その施術を気に入られている方はあなたのサロンの固定客・リピーターとなるわけです。
地域内で他のサロンが取り入れていないメニューというのはまだ認知度が低く、需要としては定番メニューよりは少ないですが、供給しているのがあなたのサロンだけであればその需要を地域であなたが独り占めできるわけです。
地域内の他のサロンで提供されていない目新しいサロンメニューをあなたのサロンが提供していると、「メニュー名 地域名」の検索結果にはあなたのサロンの情報しか出てこない、あるいはあなたのサロンの情報が検索結果の1位や上位に表示されます。
そうなれば、地域内でその施術を受けたい方はあなたのサロンに足が向かいやすくなることでしょう。
実際に立地面では不利な自宅サロンやマンションサロンで開業しても、スレッディングやかっさなど地域内でオンリーワンとなるサロンメニューを導入したことで、インターネットから集客することができ、繁盛サロンになっているというエステサロン経営者の方は少なくありません。
マーケティング用語で「ブルーオーシャン戦略」というものがあります。
競争の激しい既存市場を「レッド・オーシャン(赤い海、血で血を洗う競争の激しい領域)」とし、競争のない未開拓市場である「ブルー・オーシャン(青い海、競合相手のいない領域)」を切り開くべきだ
出典:wikipedia
自宅サロンやマンションサロンなど小規模エステサロンにとって、駅前店や繁華街の大手や老舗のサロンと競合しない、地域内でオンリーワンとなるサロンメニューを導入することはブルーオーシャン戦略と合致することでしょう。
エステサロンを個人で開業して経営するにあたって、立地面で有利な駅前や繁華街のサロンでも行われているサロンメニューと似たメニューだけで競争するとサロン経営に失敗する可能性は高まってしまいます。
フェイシャルエステ、ボディリラクゼーション、マッサージなど定番メニューよりは認知度、需要が低くても同一エリアの他のサロンとの競争がない差別化できるサロンメニューを導入し、地域内の需要を独り占めすることが小規模エステサロンの経営で成功するためのブルーオーシャン戦略としておすすめです。
エステサロンを開業して成功するためにはどこのサロンでもやっている定番のサロンメニューだけではなく、
近隣の他のサロンと差別化でき、集客の目玉になるサロンメニュー
まだ認知度が高くないものの、安定した需要が見込めるサロンメニュー
リピート率が高く、固定客を増やして安定経営しやすいサロンメニュー
競合が少なく、値下げ競争にならず、適正な利益率の客単価で営業できるサロンメニュー
高価な設備や道具が必要なく、導入コストが少ないサロンメニュー
施術技術を比較的短期間で身につけられるサロンメニュー
をサロンメニューに導入することが大切です。
大手や老舗エステサロン、資金力が豊富な大規模サロン、立地に優れた駅前や繁華街のサロンなどと似た定番のサロンメニュー構成でエステサロンを開業すると、サロン経営に失敗する可能性は高まってしまいます。
エステサロンを開業して成功したい場合、競合が激しい定番サロンメニューでレッドオーシャン(赤い海、血で血を洗う競争の激しい領域)で勝負するのではなく、スレッディングやかっさなどのように、競争が少なく、地域内でオンリーワンとなれるブルーオーシャン(青い海・競合が少ない)のサロンメニューを導入されるのがおすすめです。
【サロン経営者必見】サロン経営で成功するための差別化戦略とは?
「どこのサロンでもやっているメニュー」だけでサロン経営し、成功するのは難しく、エステサロンの開業・経営で成功するためには、近隣の他のサロンと「差別化」することがとても大切です。
近隣の他のサロンと差別化でき、地域内でオンリーワンになると、集客の目玉となると共に適正な客単価でリピーターを増やしやすくなり、サロン経営の成功に繋がります。
他店と差別化できるおすすめのサロンメニューをご紹介します
欧米のサロンで人気メニューとなっているスレッディングの詳細はこちら
ニューヨークやロサンゼルス、ロンドンなどではThreading(スレッディング)をメニューに導入しているエステサロンや美容室が街中に沢山あることが分かる動画です↓
欧米では定番の美容法となり、多くの美容サロンで行われているスレッディングは日本ではまだ競合が少なく、近隣の他のサロンと差別化できるメニューになるため、美容室やエステサロン経営者の方に人気です。
スレッディングは道具・設備に費用がほとんどかからないため、低資本で開業できる技術として将来的に独立開業をお考えの方にも人気です
欧米のサロンで人気メニューとなっているスレッディングの詳細はこちら
スレッディングをサロンメニューに導入したり、開業された方のサロン経営状況について詳しくはこちら
エステサロンやリラクゼーションサロンや整体院、鍼灸院などで「かっさ」をサロンメニューに導入するサロンが増えています。かっさは日本ではテレビや雑誌で小顔効果が有名になりましたが、元々は東洋医学の療法で、経絡や原理から学ぶことで「何となくなでるだけ」「適当にこするだけ」とは効果が全然違います。
【サロン経営者必見!】リピート率が上がった・客単価が上がったというエステサロンやリラクゼーションサロン、治療院が続出している本格かっさスクール