排酸術とは排酸棒を使った経絡排酸療法

排酸術とは？

排酸術®（はいさんじゅつ）、経絡排酸療法とは東洋医学の理論に基づいた療法で、身体にたまった老廃物・毒素を出す療法です。

「排酸棒」という専用の道具を使って施術を行います。

台湾で「排酸療法」「柔筋術」と呼ばれていた東洋医学の療法を日本で行うにあたり、2012年に台湾美容技芸発展協会で「排酸術」と名付けました。

「排酸術」は登録商標です

排酸術の動画

排酸術についての映像です。

施術をするあなたの手や肩は痛んでいませんか？

施術のために自分の体を痛めないでください。

蕭麗華（シャオ・リーホア）先生はかっさ・経絡講座のレッスン中に生徒さん、特に整体やエステで働く生徒さんに、身体を守る方法を教えることがあります。生徒さんの体に施術による疲れや痛みが見られた場合は、その場で疲れない手法やコツを教えることもあります。

マッサージやエステが盛んな台湾には、施術によって身体を痛めているセラピストがたくさんいます。

中国語で「職業傷害」といいますが、シャオ先生のところに新技術を学びにくるプロのセラピストの方も例外ではなく、シャオ先生は「職業傷害」がある生徒さんに、なるべく体の一部を酷使しない方法や、自分を守る方法を教えてきました。

日本での講座を通じて、日本のセラピストと接し、日本のセラピストは台湾以上に、施術で手や指、肩や腕などの体の一部を酷使している方やお客様の気から受ける影響をあまり意識されていない方も多いと感じたそうです。

そのため、かっさ・経絡講座の際や蝶式糸除毛講座の際に日本の受講生の方に「職業傷害」が見られれば、出来る限り自分を守る方法、施術者に負担が少ない施術方法を伝えてきました。

かっさ・経絡講座の実習中、職業病で腱鞘炎をお持ちの受講生の方に排酸術を行うシャオ先生

小さな力で効き目は大きく。しかも安全で自然な方法はないだろうか。

自身も過去に仕事による身体の痛みに悩んだことがあるシャオ先生は、台湾でセラピストの手や肩などの職業病を見るたびに心を痛めていました。

少ない力でより高い効果が出る方法―しかもお客様にとってもセラピストにとっても安全かつ自然な方法―を紹介したいと、2011年初めから中医（東洋医学のお医者さん）の使う「排酸棒」を使った「排酸療法（日本語訳：排酸術）」の講座を台湾で開いてきました。

台湾での排酸術講座の修了生からの評価は高く、セラピストの体に優しいのはもちろん、お客様からの反応もよかったため、排酸術講座は口コミで評判が広がり、台湾での排酸術講座は今でも人気が続いています。

日本では2012年にシャオ・リーホア先生がかっさ・経絡講座の際に排酸棒を持ってき、排酸術を試されたかっさ・経絡講座の修了生の方々が「これも習いたい」という方が多く、2012年の12月に日本ではじめての排酸術講座を行いました。（「排酸術」という日本語名称はこの時に台湾美容技芸発展協会にて名付けました。）

※「排酸術」は登録商標です。

その後、日本でも排酸術の効果の高さやサロンメニューとしての人気の高さに興味を持たれるサロン経営者の方は多く、日本での排酸術講座は2023年までに12回開催しています。

排酸術講座の修了生の方のサロンで排酸術を体験し、効果を実感されて「自分もかっさや排酸術を出来るようになりたい」とかっさ・経絡講座と排酸術講座を受講された方も大勢いらっしゃいます。

セラピストが座ったままでも施術できる

排酸術は「排酸棒」という道具を使って施術します。

排酸術の大きな特徴は、軽い力で操作でき、かつ力が深く入ること。

排酸棒の作用面積は小さく、身体の組織の中にたまった老廃物に対して強く働き、老廃物を効率的に排除していきます。

排酸術は「かっさ」の効果も合わせ持ち、表皮から深層組織まで効果的に働きかけます。

※かっさは経絡の詰まり「気結」を解消するのに対し、排酸術は気結の解消に加えて「筋結」を解消します。（※もちろん、筋結を解消するための正しい排酸術の手順・施術法が必要です。）筋膜の癒着を解消する「筋膜リリース」が近年日本でも取り上げられていますが、排酸術は筋膜の癒着、筋結の解消に効果的です。

また、排酸棒でツボを刺激すると、刺激量が大きいため、得気（鍼灸などで針がツボに達したとき、だるい・しびれる・重い・脹る・冷たい・熱いなどの感覚が生じること）が早く、手で推すより効率的です。

したがって、施術者は手で施術するのに比べて小さい力で施術を行えます。

手で軽く排酸棒を持ち、座ったまま全身の施術ができます。

排酸術はエステサロンやリラクゼーションサロンの経営者の方はもちろん、経絡や経穴、東洋医学理論を熟知されている鍼灸師の国家資格をお持ちの方も多数学ばれています。鍼灸院の経営者の方や鍼灸師の方が排酸術を学ばれる理由はこちら

蕭麗華（シャオ・リーホア）先生は施術者の手や指、腕や肩などに極力負担がかからない道具と施術方法をサロンのスタッフにも教えています。

鍼灸院の経営者、鍼灸師がかっさや排酸術を学ぶ理由とは

鍼灸師の国家資格をお持ちの鍼灸院経営者の方やご家族が鍼灸師の方で「かっさや排酸術を鍼灸院で行いたい」という方が多く、かっさや排酸術を学ばれる鍼灸師の方が増えています。

どんな人に排酸術が使えるの？

排酸棒はもともと中医（東洋医学のお医者さん）が使うものなので、台湾から送られてきた資料には、病気の治療例がたくさん載せられています。

日本の医師法、薬機法などの都合上、これらはご紹介できませんが、日本でモニターさんに排酸術を体験していただいた際のご感想をご紹介します。

身体に痛みのある年配の方、産後・育児疲れの女性、疲れている男性、加齢による肌の悩みがある女性などにモニターになっていただき、新しい軽量版の排酸棒を使用して、台湾美容技芸発展協会の日本語窓口スタッフが排酸術を行いました。（口頭でいただいたご感想を文章にしました）

※痛みに対して即効性を感じられる方が多く、みなさんその点を特に評価してくださいました。

※あくまで個人のご感想です。

※上記は2012年の第1回排酸術講座の開催前にモニターの方に排酸術を行った際のお声です。2023年現在では排酸術講座も12回開催し、修了生の方々がサロン・治療院などで排酸術をメニュー導入されて多くのお客様から様々な反応を得られておりますので、排酸術をサロンや治療院などで提供されている方々のお声をご参照ください。

携帯にも便利。わずか20㎝の排酸棒

排酸棒は台湾では40年ほど中医の元で使われて来ているものです。施銘老師という中医（東洋医学のお医者さん）が発明し、香港や東南アジア圏では頼医師という中医によって普及してきました。

排酸術は東洋医学理論に基づいた技術で、体内に蓄積した代謝廃物を取り除き、経絡を通し、血液とリンパの循環を通じて「不通則痛（通じざれば則ち痛む）」の問題を解決します。

また、ツボを刺激し、体の生理機能を強化します。新陳代謝の後、人間の体の中には、乳酸、尿酸、脂肪酸といった酸性の代謝物が発生します。これらの代謝物がもし順調に排出しきれなければ、新陳代謝の速度や効率に影響を及ぼします。

また、長期的にこれらが体内に累積された場合、特に筋肉組織の中にたまってしまった場合は、生理組織の変化の原因となり、張り、こわばり、繊維化、神経系統の伝達不良などを引き起こし、血液循環の妨げとなります。

ひどい時には器官や組織の機能失調の原因ともなり、痛みや、四肢の活動に支障が出るようになったりします。

排酸術とは直接体の上で、排酸棒を震圧させる手法を使って、筋肉や組織の中の酸性の代謝物を、汗腺、呼吸、尿、大便などから体外に排出させます。神経の伝達を正常に戻し、血液循環をスムースにし、生理活動を整え各系統の機能を高めることにより、人間の自然治癒力をアップさせます。

施術者の動作としては、わずか20㎝ほどの排酸棒を正しい手順で操作するだけです。排酸棒は業務用のマッサージ機器等と違い、持ち歩きにも便利なため、出張施術にも適しています。

排酸術をサロンメニューに導入されている方のお声

排酸術講座を受講され、排酸術をサロンメニューに導入されている方のお声をご紹介いたします。

効果の高さにお客様から驚かれた

排酸術が一番人気のメニューになった

かっさ以上に効果を感じられるお客様もいる

リピート率がとても高い

客単価が上がった

などのお声も多いです。

排酸術講座はかっさ・経絡講座の修了生の方対象の講座のため、排酸術をサロンメニューに導入されている方々は皆さん、かっさの施術も行っていらっしゃいます。

※排酸術ステップアップ講座の受講生の方に、排酸術講座の修了後、排酸術をサロンなどで提供された際のお客様からの反応・評判をアンケート用紙とフォームでお聞きした内容をまとめたものです。

※以下は2017年6月に開催した第3回の排酸術ステップアップ講座の受講生の方に、排酸術講座の修了後、排酸術をサロンなどで提供された際のお客様からの反応・評判をアンケート用紙とフォームでお聞きした内容をまとめたものです。（上の画像と重複しているものもあります）

排酸術をメニューに導入されている店舗はかっさ提供店ページで排酸術のマークがついている店舗です。（排酸術講座を修了された方の内、掲載希望の方のサロンのみ掲載しています。）

排酸術講座を受講されて排酸術をサロンメニューに導入されているのはエステサロンやリラクゼーションサロンはもちろん、整体院、整骨院、鍼灸院なども多いです。

鍼灸院の経営者の方や鍼灸師の方が排酸術を学ばれる理由とは？

日本で初めての排酸術講座開催への過程

排酸術に使う排酸棒のサンプルは2012年の初めには台湾美容技芸発展協会の日本語窓口スタッフに届いていました。

2012年3月のかっさ・経絡講座で補講に来られた修了生の方に排酸棒を試して頂きましたし、台湾美容技芸発展協会の日本語窓口スタッフもシャオ先生の排酸術を受けてみました。

その時にスタッフブログにレポートをアップしましたので、ブログをご覧いただいた方もいらっしゃるかもしれません。

※排酸棒が届いた際のスタッフブログの記事はこちら（2012年2月27日のスタッフブログ）

シャオ先生から施術を受けた際のスタッフブログの記事（2012年4月21日のスタッフブログ）

排酸術がかっさ以上に即効性があり、効果が高いことはすぐに分かったのですが、排酸棒の価格がかっさプレートに比べると高価だったことと、日本の女性が使うには少し重いところが気になり、すぐに日本での排酸術講座の開講にはいたりませんでした。

2012年8月に排酸棒を滑りにくく表面加工した軽量版が出来たので試してみました。以前のものより握りやすく、オイルや乳液と一緒に使用しても滑りにくく、操作性がかなりアップしたと感じました。

2012年9月のかっさ・経絡講座で、補講に来られたセラピストの修了生の方々にも排酸術をお試しいただきました。

そして、排酸術の効果の面、排酸棒の操作の面でとてもよい評価をいただき、かっさ・経絡講座の修了生の方から排酸術も学びたいという声が多く、2012年12月にかっさ・経絡講座の修了生の方を対象に日本ではじめて排酸術講座を開催しました。

※台湾では「排酸療法」「柔筋術」などと呼ばれていて、「排酸術」という言葉は元々ありませんでした。「排酸術」という言葉は、2012年に日本で排酸術講座を開催するにあたり、台湾美容技芸発展協会で名付けた名称です。※後に「排酸術」を商標登録しています。

第1回排酸術講座風景　2012年12月

2012年12月の第1回排酸術講座はかっさ・経絡講座の修了生の方の受講希望がとても多く、すぐに満席となりました。

第1回　排酸術講座を受講された方々のお声

2012年12月の第1回排酸術講座の講座終了後のアンケートにご協力いただいた修了生の方々のお声をご紹介します。

2013年7月　第2回　排酸術講座

第2回排酸術講座を2013年 7/22(月)に大阪で開催いたしました。

第1回の排酸術講座の受講生の方からの口コミも多く、第2回排酸術講座は講座の約1か月前となる6/26には満席となり、申込受付を終了とさせていただきました。

2012年12月に開催した第1回の排酸術講座から更に内容を充実させた実習中心の講座内容となりました。

第2回排酸術講座の講座風景

排酸術講座はかっさ・経絡講座とは異なり、シャオ先生の来日の度に開講する講座ではないため、補講はございませんが、第2回排酸術講座は第1回の排酸術講座から大幅に内容が変更になったため、第1回排酸術講座の受講生の方にも例外として補講としてご参加いただきました。

第2回　排酸術講座を受講された方々のお声

2013年7月の第2回排酸術講座の講座終了後のアンケートにご協力いただいた修了生の方々のお声をご紹介します。

はじめて排酸術講座に参加された方々のお声

補講の方々のお声

排酸術講座はかっさ・経絡講座とは違い、シャオ先生の来日の度に開催する講座ではないため、排酸術講座の補講はありません。

しかし、第2回排酸術講座は第1回から大幅に内容が変更になったため、第1回の排酸術講座の修了生の方にも例外的に補講としてご参加いただきました。

補講として参加された第1回排酸術講座の修了生の方々のお声をご紹介いたします。

2014年2月　第3回排酸術講座

2014年2月24日（月）に第3回排酸術講座を開催いたしました。

第3回排酸術講座は2013年の12/15にお申込受付を開始し、約2週間で満席となったため、講座開催日の約2か月前となる2013年12/31にお申込受付を終了とさせていただきました。

第3回排酸術講座の講座風景

第3回排酸術講座の際は、かっさインストラクター講座を修了されているかっさインストラクターの方や、排酸術ステップアップ講座受講生の方にアドバイザー・モデルとしてご参加いただきました。

※かっさインストラクターの方にはアドバイザーとして教える練習をされたり、講師としての視点で講座を見るなどの目的や、モデル・実習中の補助講師など講座の協力をしていただく形で各講座にご参加いただく場合があります。

第3回　排酸術講座を受講された方々のお声

2014年2月の第3回排酸術講座の講座終了後のアンケートにご協力いただいた修了生の方々のお声をご紹介します。

第7回　排酸術講座

2016年11/28(月)に第7回排酸術講座を開催いたしました。

2016年9月の第6回排酸術講座が1時間かからずに満席になり、キャンセル待ちや次回開講希望をたくさんいただきました。

そのため、排酸術講座の開講頻度としては異例ですが、2016年9月の第6回排酸術講座に続き、11月に第7回排酸術講座の開催となりました。

第7回排酸術講座は受講お申込受付を2016年10/4に開始し、10/5に満席になりました。

第7回排酸術講座のスクール風景写真、講座レポートはこちら（スタッフブログ）

第7回排酸術講座スクール風景写真、受講生の方のお声

2016年11/28に開催した第7回排酸術講座のスクール風景写真、講座レポート、受講生の方のお声

第3回　排酸術ステップアップ講座

2017年6/24(月)に1年7か月ぶりとなる、第3回排酸術ステップアップ講座を開催いたしました。

第3回排酸術ステップアップ講座では、シャオ・リーホア先生オリジナルの磁石が入った、チタン製の排酸磁力棒（排酸活気棒）2種類（二叉・三叉）を使用しました。

第3回排酸術ステップアップ講座のスクール風景写真・講座レポート・受講生のお声はこちら

第3回 排酸術ステップアップ講座のスクール風景写真・講座レポート

2017年6月26日（月）に開催した、第3回目排酸術ステップアップ講座のスクール中の写真、講座レポート、受講生の方のお声。

排酸術ステップアップ講座の詳細はこちら

第8回　排酸術講座

2017年9/25(月)に第8回排酸術講座を開催いたしました。

第7回排酸術講座から10ヶ月ぶりの開催でした。

第8回排酸術講座　スクール風景写真、受講生の方のお声

2017年9/25(月)に開催した第8回排酸術講座のスクール風景写真、講座レポート、受講生の方のお声。排酸術提供開始から4年8ヶ月で延べ2000人に排酸術を施術されている修了生の方にお越しいただき、排酸術施術経験についてお話していただきました。

第8回排酸術講座のスクール風景写真・講座レポート・受講生の方のお声はこちら

第9回　排酸術講座

2018年9/17(月)に第8回排酸術講座を開催いたしました。

第8回排酸術講座から約1年ぶりの開催でした。2ヶ月前の7/17に受講お申込受付を開始し、1時間ほどで満席になりました。

第9回排酸術講座　スクール風景写真、受講生の方のお声

2018年9/17(月)に第9回排酸術講座を開催いたしました。 東北、関東、中部、関西、四国、中国、九州など全国各地からご受講いただきました。

第10回　排酸術講座

2018年12/4(火)に第10回排酸術講座を開催いたしました。

2018年9/17の第9回排酸術講座が7/17に受講お申込受付を開始し、1時間ほどで満席になり、「申し込もうとしてページを見たら既に満席だった」「キャンセル待ちをお願いしたい」というお声が殺到したため、 排酸術講座の開催頻度として異例ですが、2018年は9月に続いて12月にも排酸術講座を開催いたしました。

第10回排酸術講座　スクール風景写真、受講生の方のお声

2018年12月に開催した排酸術講座のスクール写真、講座レポート、受講生のお声。2012年12月から開催をはじめた排酸術講座も今回で10回目となりました。

第4回　排酸術ステップアップ講座

2019年6月24日（月）に二年ぶり第4回目となる第4回排酸術ステップアップ講座を開催いたし、関東、中部、関西、中国、九州など全国各地からご受講いただきました。

第4回排酸術ステップアップ講座のスクール風景写真・講座レポート・受講生のお声はこちら

第4回 排酸術ステップアップ講座のスクール風景写真・講座レポート

2019年6月24日（月）に二年ぶり第4回目となる排酸術ステップアップ講座を開催いたしました。講座風景写真、受講生の方のお声、講座レポート。

排酸術ステップアップ講座の詳細はこちら

第11回　排酸術講座

2019年12/2(月)に第11回排酸術講座を開催いたしました。

第11回排酸術講座のスクール写真、受講生のお声

2019年12/2(月)に開催した第11回排酸術講座のスクール写真、講座レポート。東北や関東、中部、関西、九州など全国各地からご受講いただきました。

第12回　排酸術講座

2020年～2022年はコロナ禍で台湾美容技芸発展協会理事長の蕭麗華（シャオ・リーホア）先生が台湾から来日できず、中々排酸術講座が開催できない期間がありましたが、2023年3/2(木)に第12回排酸術講座を開催いたしました。